皆様こんばんは。千葉県市川市を中心にヒザの痛みや不安定感に悩まされている60代の為に活動している、真壁こうへいです。
寒さが段々と厳しくなってきた今日この頃、皆様体調はいかがでしょうか?
私はここ3~4年は風邪を引くことはなかったですが、今年は久しぶりに8月末に夏風邪を引いてしまいました。
以前は自転車通勤が多かったのですが、ここ最近は電車移動が多くなった為、どこかでもらってしまったようです。
今回の記事は、風邪を引く原因と風邪を引かない為の食事ついて書いてみました。
風邪を引く原因
そもそも、風邪を引いて熱や鼻水が出てくる原因とはなんでしょう?
風邪とは?
風邪の正式名称は「風邪症候群」と言い、喉や鼻の奥で急性炎症の総称です。
ウイルスが粘膜から感染して炎症を起こすと、くしゃみ、咳、発熱、鼻水、痰などの症状が発生します。
私たちは生きる為に常に呼吸を行なっています。
呼吸とは、空気を吸い酸素を取り込み二酸化炭素を吐き出すことです。
一説によると呼吸は1日で約20,000回も行なっているそうです。
吸う量はどうであれ、私たちの体内に20、000回も様々な物質が侵入しようとしているのです。
その物質の中にウイルスなどの病原体が入っていた場合、防衛反応として咳やくしゃみ、そして発熱が生じます。
実はこの発熱、風邪のウイルスそのものではなく私たちのある細胞がウイルスと戦う為に熱くしているのです!
私たちの身体は、ウイルスなどに感染すると「免疫活性食細胞」という物質がウイルスを迎え撃ちます。
この免疫活性食細胞は白血球やマクロファージなどの細胞で、ウイルスを食べるように取り込みます。
さらに免疫活性食細胞の働きで「サイトカイン」という物質が作られ、血液に乗って脳に向かいます。
サイトカインが脳まで届くと今度は脳の「視床下部」という部分に向けて、「メディエイタ」という物質を送ります。
メディエイタが視床下部に届くと視床下部にある「体温調節中枢」が働き体温の設定温度(セットポイント)を高めに設定します。
なぜわざわざ高めに設定するのか?
それは、体温が上がると病原菌やウイルスの増殖する速度が低下し、白血球の働きが活性化するからです。
ここまでで、風邪を引く原因や身体の防衛反応として咳や鼻水、発熱などが生じるのは分かりました。
しかし正常な反応とはいえ、ツライ防衛反応が起きないに越したことはありません。
そこで次は、風邪を引かない為の食事をご紹介します。
風邪を引かない為の食事
風邪を引かない為の食事には2つポイントがあります。
栄養バランスの良い食事を心がけること
ダイエットにも言えることですが、人間の身体は様々な栄養素が上手く働いてくれるおかげで健康に過ごせています。
このバランスが崩れるとウイルスに感染してしまいます。
そうならない為に、意識して摂って欲しい栄養素があります。
・タンパク質:筋肉や皮膚、髪の毛など身体の様々な部分の材料になります。基礎体力をつけウイルスや菌に抵抗する力を高めます。
(例)肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品
・ビタミンC:コラーゲンの生成や皮膚、血管、筋肉などを作る時に必要です。風邪を引いている間は消耗が激しいので、多めに摂りましょう。
(例)ブロッコリー、ピーマン、みかん、キウイなど
・ビタミンE:白血球やリンパ球の働きをよくし、免疫力を高めます。
(例)ほうれん草、赤ピーマン、アーモンド、胡麻
・ビタミンA:ウイルスの侵入を防ぐ粘膜を丈夫にします。
(例)レバー、うなぎ、卵、牛乳、緑黄色野菜
・亜鉛:不足すると免疫力が低下します。
(例)牡蠣、豚レバー、牛肉、パルメザンチーズ、玄米
・ビタミンB群:発熱などで失われ不足しやすいです。
(例)豚肉、魚介類、緑黄色野菜、大豆製品
身体を冷やさない
身体が冷えると免疫力が落ちてしまいます。
ウイルスなどの侵入を防ぐには免疫力を高く保つことが大切です。
つまり、暖かいスープを飲んだり、生姜やネギ、ニラなど身体が温まる食材を摂ることが大切です。
身体が温まることで、血液循環が良くなり免疫力も下がり難くなります。
また、もしも風邪を引いてしまったら、消化の良いものを食べ、水分をしっかり摂り、栄養素を無理のない範囲で摂りましょう。
皆様、あのツライ発熱はウイルスから自分の身体を守る防衛反応だったってご存知でしたか?
防衛反応が正しく機能しているのは良いのですが、やはり風邪にはかかりたくないものですね。
今回お伝えした栄養素を中心に風邪知らずの冬を過ごしましょう!
それではまた。