皆様こんばんは。千葉県市川市を中心にヒザの痛みや不安定感に悩まされている60代の為に活動している、真壁こうへいです。
連日暑い日が続いておりますが、皆様体調はいかがでしょうか?
この時期になるとTVでは、「熱中症にご注意ください!」と呼びかけています。
皆様の中には熱中症になってしまった方はいらっしゃいますか?
熱中症と聞くと、タレントの所ジョージさんが2010年に自宅の庭で草刈りをしている最中(20~30分ほど)に熱中症で倒れてしまいました。
幸いなことに命に別条はなく、後遺症も残らなかったようです。
しかし、厚生労働省の発表によると、2015年の熱中症による死亡件数は968名、その内65歳以上は全体の80.7%である781名です。
こうしてみると、熱中症にかからないように予防するのが大切だと改めて感じます。
今回は、熱中症による身体の変化と熱中症にならない為の予防策について書いていきます。
熱中症による身体の変化
熱中症とはどのような症状なのでしょうか?
熱中症とは、急激な温度変化や長時間炎天下の中で活動している際に体温調節機能が乱れてしまいます。
そうすると、上手く体内の熱を逃がす(放熱)ことが出来ず体内に熱がこもってしまったり、大量の汗をかくことで水分と塩分が不足してしまいます。
これが全身に影響を及ぼし、けいれん・めまい・湿疹・頭痛・吐き気など多くの症状をあらわすのが熱中症です。
熱中症には以下の4つのタイプがあります。
・熱失神
・熱疲労
・熱けいれん
・熱射病
それぞれ身体に与える影響は様々ですが、結局は体温調節機能が上手く働いていない事に起因しています。
では、この機能が暑い日でも働くにはどうすれば良いのでしょうか?
熱中症にならない為の予防策
熱中症の予防として大切なのは、「暑熱順化(しょねつじゅんか)」です。
暑熱順化とは、身体が暑さに適応した状態のことです。
一昔前では、現代のように至る所に冷房施設が有ったわけではありません。
その為、本格的な夏の前に訪れる”梅雨”の時期に暑熱順化が行われていました。
しかし、冷房設備が整った現代は梅雨特有のあのジメジメ感を軽減し、快適に過ごせてしまいます。
その結果、暑熱順化が上手く行われず本格的な暑さに適応できなくなってしまいます。
また、暑い・涼しいを繰り返すと自律神経が乱れてしまい、より体温調節機能が働きにくくなってしまいます。
では、暑熱順化を行うにはどうすれば良いのでしょうか?
答えは、運動を行ってしっかりと汗をかくことです。
暑熱順化させるポイントは自力で汗をかくことです。
方法としては、気温が低い時間帯にお散歩や近くの公園で軽いストレッチをする。そして大切なのは水分補給もこまめに行う事です。
そうすると、早い方では一週間前後で暑熱順化が行われます。
しかし、せっかく暑熱順化させても運動をやめたり暑さにさらされない生活を送ってしまうと効果は薄れてしまいます。
つまり、熱中症の予防として梅雨の時期から運動するのではなく、日常的に運動することが大切になってきます。
熱中症の予防という観点から見ても日常的に運動することは大切です。
無理のない範囲から暑熱順化を行ってみましょう。
それではまた。