認知症になりたくなければあれに気を付けよう!!

皆様こんばんは。千葉県市川市を中心にヒザの痛みや不安定感に悩まされている60代の為に活動している、真壁こうへいです。

 
皆さんハッピーハロウィン!早いものでもう10月末ですね。

 
今年はコロナの影響で丸2ヶ月お仕事が休みだったので、例年より早く年末に突き進んでいる感が拭えません…。

 
皆様はいかがお過ごしですか?

 
朝晩の冷え込みがより一層強くなり、季節が本格的に秋から冬に移ろいで来ました。

 
さて、本日はこちらの記事をご紹介します。

 

皆様は日本でどのくらいの人が認知症を患っているかご存知ですか?

 

厚生労働省の発表によると、65歳以上の高齢者の認知症患者数は2012年は462万人で7人に1人です。

 

そして2025年には約700万人で5人に1人に増加する見込みです。

 

ちなみに、しばしば認知症と物忘れを一緒にしてしまいがちですが、実は別物です。

 

今回は初めに認知症について軽く触れてから記事の紹介をしていきます!

 

認知症について

そもそも認知症とは、何かの影響によって脳の神経が壊れてしまう事で起こる症状をいいます。

 

認知症は大きく分けて3つに分類されます。

 

・アルツハイマー型認知症

認知症と聞けば一番に思い出すのがこちらですね。

認知症うち約50%はアルツハイマー型です。

特徴としては、新しいことを覚えたり、昔のことを思い出せない、場所や時間が分からなくなることがあります。

 

・レビー小体型認知症

こちらのパターンでは認知症全体の約20%を占めています。

特徴としては、実際には見えていない人が見えてしまう「幻視」、眠っている間に怒ったり、奇声をあげたりする異常言動が目立ちます。

 

・血管性認知症

こちらのパターンでは認知症全体の約15%を占めます。

特徴としては、記憶障害の他に手足の痺れや飲み込み障害、感覚障害などの神経障害を伴いやすいです。

 

上記3つは三大認知症といわれ、認知症全体の約85%を占めます。

では、残りの15%はなんだと思いますか?

それは治るタイプの認知症です。

治るタイプの認知症には主に正常圧水頭症と慢性硬膜下血腫などがあり、それぞれ脳を圧迫する為に物忘れがひどくなります。

ここで覚えて欲しいことは、どのような病状であろうと脳内の神経細胞が死滅することによって認知症を発症、進行していきます。

 

では、認知症にならないためには何を気を付ければ良いのでしょうか?

 

(認知症を詳しく知りたい方はこちらへ)

 

認知症になりたくなければ…

認知症にならないためには、トランス脂肪酸を取り過ぎないように気を付けましょう!

 

今回ご紹介している記事は、九州大学が行なった追跡調査のデータを用いて血清中のトランス脂肪酸濃度上昇と認知症発症が関連することを突き止めたという物です。

  

そもそも皆様はトランス脂肪酸をご存知でしょうか?

 

トランス脂肪酸とは、植物油を水素添加させることによって製造されるものです。

 

これだけ聞いても????と思う方が多いですが、簡単に言うとサラサラしている植物性の油を半固体、固体にする際に発生するのがトランス脂肪酸と、イメージすると良いです。

 

身近なもので言うと、マーガリン、ファストスプレッド、ショートニングやこれらを使って作った菓子類に含まれます。

 

また、揚げ物を調理する際に使われる油も長期間高温で加熱されていると熱によってごく微量ですがトランス脂肪酸に変化します。(農林水産省が加熱により発生したトランス脂肪酸濃度を調査した結果、人体への影響は無視出来ると確認しています)

 

では、トランス脂肪酸は加工物以外には入っていないのか?と言われるとそう言う訳ではありません。

 

実は天然由来のとトランス脂肪酸が存在します。

 

それは、反芻(はんすう)動物の胃の中です!

 

反芻動物は牛、羊、山羊などです。彼らの胃の中に生息している微生物の働きにより発生します。

 

その為、牛や羊、山羊の肉や乳、それらの加工品にはトランス脂肪酸が含まれています。

 

トランス脂肪酸を摂取すると、LDLコレステロールを増やし、HDLコレステロールを減らし動脈硬化を促します。

 

また、トランス脂肪酸を過剰摂取すると心疾患の発症リスクが高まることが知られています。

 

2003年には世界保健機構(WHO)が1日当たりのトランス脂肪酸平均摂取量を最大でもエネルギー摂取量の1%未満に抑えるように勧告しています。

 

今回の記事の話を戻しますが、今回の研究結果はトランス脂肪酸が認知症発症に関与するメカニズムが解明された訳ではありません。

 

しかし、少なくともトランス脂肪酸を避けた方が良いことを示したエビデンスが増えたと言えます。

 

パンやケーキ、コーヒーに入れるミルクなど生活の中に溶け込んでいるトランス脂肪酸を全て排除することは困難ですが、心掛けるだけでも認知症予防になりますのでストレスにならない範囲で控えた方が良いと個人的には考えています。

 

今後の研究で認知症のメカニズムが解明されることを期待してます!

 

それではまた。

 

(トランス脂肪酸について詳しく知りたい方はこちらこちらへ)